1949年の大東亜共栄圏―自主防衛への終わらざる戦い―(新潮新書)
新潮新書
歴史学
日本史
作品カナ:センキュウヒャクヨンジュウキュウネンノダイトウアキョウエイケンジシュボウエイヘノオワラザルタタカイシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610573-9
紙書籍ISBN:978-4-10-610573-9
「この国を守る」――そう信じて戦い続けた男たちがいた。【発掘資料をもとに描く驚愕の昭和裏面史!】
一九四九年、中国・山西省でまだ日本兵たちは戦っていた。彼らだけではない。帰国した大本営参謀、軍人や児玉誉士夫らは、「理想」の実現を諦めずに戦い続けていたのである。ある者はアメリカと手を結んで反共活動に身を捧げ、ある者は日本軍復活のために奔走し、ある者は政界工作に突き進んだ。その活動はいつしか、東アジア全体へと波及していく。CIA文書など発掘資料をふんだんに使いながら描く、戦後の裏面史。
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有馬哲夫(アリマ・テツオ) プロフィール
1953(昭和28)年生まれ。早稲田大学社会科学総合学術院教授(公文書研究)。早稲田大学第一文学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得。2016年オックスフォード大学客員教授。著書に『原発・正力・CIA』『日本人はなぜ自虐的になったのか』など。