昆虫学者はやめられない―裏山の奇人、徘徊の記―

単行本
エッセイ・随筆
生物学
作品カナ:コンチュウガクシャハヤメラレナイウラヤマノキジンハイカイノキ
紙書籍ISBN:978-4-10-351791-7
紙書籍ISBN:978-4-10-351791-7
ようこそ、知られざる昆虫たちと、それを追う昆虫学者の驚くべき生態の世界へ!
近所の裏山であらゆる生き物と戯れながら育った少年は驚異の観察眼を手に入れ、「奇人」と呼ばれる無双の昆虫学者となった。深夜の森にガの交尾を見つめ、雪の中で擬態するトンボに感涙し、洞窟を這ってメクラチビゴミムシを探し、新種発見かと思いきや糠喜びで身悶えする――極小世界の神秘を写真とともに描く極上エッセイ!
関連記事
- 【対談・鼎談】「昆虫愛!」(2018年6月号掲載) 片桐仁 × 小松貴
- 【書評・エッセイ】虎になった奇人、世界に飛び出す(2018年5月号掲載) メレ山メレ子
購入サイト
小松貴(コマツ・タカシ) プロフィール

昆虫学者。1982年生まれ。信州大学大学院総合工学系研究科山岳地域環境科学専攻博士課程修了。同大学博士(理学)。九州大学熱帯農学研究センターでの日本学術振興会特別研究員、国立科学博物館協力研究員を経て、2022年4月現在は在野の研究者として奮闘中。専門は好蟻性昆虫。『昆虫学者はやめられない』(新潮社)や『絶滅危惧の地味な虫たち』(ちくま新書)、『裏山の奇人』(東海大学出版部)など著書多数。