ぎょらん

単行本
文芸一般
作品カナ:ギョラン
紙書籍ISBN:978-4-10-351082-6
紙書籍ISBN:978-4-10-351082-6
死者が最期に遺す、赤い珠。それがもたらすのは、救いか、それとも苦しみか――。
人が死ぬ瞬間に生み出す珠、「ぎょらん」。それを噛み潰すと、死者の最期の願いが見えるという――。十数年前の雑誌に一度だけ載った幻の漫画、『ぎょらん』。そして、ある地方の葬儀会社で交錯する「ぎょらん」を知る者たちの生。果たしてそれは実在するのか? R-18文学賞大賞受賞の新鋭が描く、妖しくも切ない連作奇譚。
関連記事
- 【書評・エッセイ】断絶を乗り越えた先にあるもの(2018年11月号掲載) 大矢博子
購入サイト
町田そのこ(マチダ・ソノコ) プロフィール

1980(昭和55)年生れ。福岡県在住。2016(平成28)年「カメルーンの青い魚」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。選考委員の三浦しをん氏、辻村深月氏から絶賛を受ける。翌年、同作を含むデビュー作『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』を刊行。2021(令和3)年『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞。他著書に『ぎょらん』『うつくしが丘の不幸の家』『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』『星を掬う』などがある。