罪の轍

単行本
文芸一般
ミステリ
作品カナ:ツミノワダチ
紙書籍ISBN:978-4-10-300353-3
紙書籍ISBN:978-4-10-300353-3
刑事たちの執念の捜査×容疑者の壮絶な孤独――犯罪小説の最高峰、ここに誕生!
東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。浅草で男児誘拐事件が発生し、日本中を恐怖と怒りの渦に叩き込んだ。事件を担当する捜査一課の落合昌夫は、子供達から「莫迦」と呼ばれる北国訛りの男の噂を聞く――。世間から置き去りにされた人間の孤独を、緊迫感あふれる描写と圧倒的リアリティで描く社会派ミステリの真髄。
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奥田英朗(オクダ・ヒデオ) プロフィール

1959(昭和34)年、岐阜県生れ。プランナー、コピーライター、構成作家などを経験したのちに、1997(平成9)年『ウランバーナの森』で作家としてデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞を、2004年『空中ブランコ』で直木賞を受賞する。2007年『家日和』で柴田錬三郎賞を、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞した。『最悪』『マドンナ』『イン・ザ・プール』『東京物語』『サウスバウンド』『ララピポ』『沈黙の町で』『ナオミとカナコ』『向田理髪店』など著書多数。『延長戦に入りました』『野球の国』『泳いで帰れ』『港町食堂』などのエッセイでも人気を博す。