希望のゆくえ

単行本
文芸一般
作品カナ:キボウノユクエ
紙書籍ISBN:978-4-10-353191-3
紙書籍ISBN:978-4-10-353191-3
突然、失踪した弟。あいつの真実の姿に、僕は辿り着くことができるのだろうか……。
弟が放火犯の疑いがある女と姿を消したらしいと、母から連絡があった。僕は彼と交流があった人物に会いに行ったが、弟の印象はそれぞれまるで異なっていた――。弟はどういう人間だったのか。誰のために生きてきたのか。僕たちの声は、弟に届くのだろうか。人生の「希望」とは何かを問う、話題の作家が拓く新境地。
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寺地はるな(テラチ・ハルナ) プロフィール

1977年佐賀県生まれ。大阪府在住。2014年『ビオレタ』で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。他の著書に『わたしの良い子』、『大人は泣かないと思っていた』、『正しい愛と理想の息子』、『夜が暗いとはかぎらない』、『架空の犬と嘘をつく猫』などがある。