自転しながら公転する

単行本
文芸一般
作品カナ:ジテンシナガラコウテンスル
紙書籍ISBN:978-4-10-308012-1
紙書籍ISBN:978-4-10-308012-1
結婚、仕事、親の介護――全部やらなきゃダメですか? あたたかなエールが届く共感度100%小説!
東京のアパレルで働いていた都は母親の看病のため茨城の実家に戻り、地元のアウトレットのショップで店員として働き始めるが、職場ではセクハラなど問題続出、実家では両親共に体調を崩してしまい……。恋愛、家族の世話、そのうえ仕事もがんばるなんて、そんなこと無理! ぐるぐる思い惑う都の人生の選択から目が離せない、共感度100%小説。
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山本文緒(ヤマモト・フミオ) プロフィール

(1962-2021)1962年神奈川県生れ。OL生活を経て作家デビュー。1999年『恋愛中毒』で吉川英治文学新人賞、2001年『プラナリア』で直木賞を受賞した。著書に『あなたには帰る家がある』『眠れるラプンツェル』『絶対泣かない』『群青の夜の羽毛布』『落花流水』『そして私は一人になった』『ファースト・プライオリティー』『再婚生活』『アカペラ』『なぎさ』など多数。2021年『自転しながら公転する』で島清恋愛文学賞、中央公論文芸賞を受賞した。