帆神―北前船を馳せた男・工楽松右衛門―

単行本
ノンフィクション一般
歴史小説−近世
経済・社会小説
作品カナ:ホシンキタマエブネヲハセタオトコクラクマツエモン
紙書籍ISBN:978-4-10-373717-9
紙書籍ISBN:978-4-10-373717-9
「夢の帆」は俺が作る――。江戸海運に革命を起こした男の堂々たる航跡!
播州高砂の漁師から身を起こし、豪胆な船乗りとして名を揚げ、時代を先取りする海商となった松右衛門。やがて千石船の弱点だった帆の改良に自ら取り組み、苦難の末に画期的な「松右衛門帆」を完成させて、江戸海運に一大革命をもたらすこととなる。あの高田屋嘉兵衛が憧れた、知られざる快男児を活写する長編歴史小説。
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玉岡かおる(タマオカ・カオル) プロフィール

1956(昭和31)年、兵庫県生れ。神戸女学院大学文学部卒。1987年『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で神戸文学賞を受賞し、作家デビュー。2009(平成21)年、『お家さん』で織田作之助賞受賞。主な著書に『天涯の船』『銀のみち一条』『自分道』『虹、つごうべし』『ひこばえに咲く』『負けんとき―ヴォーリズ満喜子の種まく日々―』『天平の女帝 孝謙称徳』『花になるらん』『姫君の賦 千姫流流』などがある。