昭和史の逆説(新潮新書)
新潮新書
日本史
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ショウワシノギャクセツシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610271-4
紙書籍ISBN:978-4-10-610271-4
「民主主義」が戦争を生んだ。常識が次々と覆る、圧倒的リアリティ!
昭和史は逆説の連続である。希望はいつの間にか絶望へと変わる。夢と思えたものが悪夢に転ずる。平和を求めたはずが戦争になり、民主主義の先にファシズムが生まれる。一筋縄では進まない歴史の奔流のなかで、国民は何を望み、政治家はどのような判断を下していったのか? 田中義一、浜口雄幸、広田弘毅、近衛文麿など、昭和史の主人公たちの視点に立って、「かくも現代に似た時代」の実相を鮮やかに描き出す。
購入サイト
井上寿一(イノウエ・トシカズ) プロフィール
1956年、東京都生まれ。一橋大学社会学部卒業。学習院大学法学部教授。法学博士。専攻は日本政治外交史。主な著書に、『危機のなかの協調外交―日中戦争に至る対外政策の形成と展開―』(山川出版社、吉田茂賞)、『日中戦争下の日本』(講談社選書メチエ)、『昭和史の逆説』(新潮新書)、『山県有朋と明治国家』(NHKブックス)、『吉田茂と昭和史』、『戦前昭和の社会 1926-1945』(共に講談社現代新書)。