西行と清盛―時代を拓いた二人―(新潮選書)
新潮選書
日本史
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作品カナ:サイギョウトキヨモリジダイヲヒライタフタリシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603692-7
紙書籍ISBN:978-4-10-603692-7
遁世か? 武断か? 同い年の二人の足跡を辿り、中世日本人の生き方に迫る。
1118年生まれの2人の男。片や23歳で出家し、中世を代表する歌僧となって往生し、片や10代から出世街道を走り、武者の世の栄華を極めたすえに滅亡した。文と武、聖と俗――いかにも対照的な彼らは12世紀の日本をいかに生き、新たな時代の文化と政治をどう拓こうとしたのか? 中世史研究の泰斗、渾身の書下ろし。
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五味文彦(ゴミ・フミヒコ) プロフィール
1946年生まれ。東京大学文学部教授を経て、現在は放送大学教授。東大名誉教授。『中世のことばと絵』でサントリー学芸賞を、『書物の中世史』で角川源義賞を受賞し、以後、日本中世史研究をリードして来た。近年の著書に『後白河院―王の歌―』(山川出版社)、『日本の中世を歩く』(岩波新書)、『躍動する中世』(小学館)などがあり、同じく共編著に『現代語訳 吾妻鏡』(吉川弘文館)などがある。