かくれさと苦界行(新潮文庫)

隆慶一郎/著
配信開始日: 2013/01/01
価格:825円(税込)
新潮文庫
時代小説
作品カナ:カクレサトクガイコウシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-117413-6
色里吉原に隠された徳川将軍家秘中の秘。血湧き肉躍る伝奇時代小説の金字塔。
徳川家康より与えられた「神君御免状」をめぐる裏柳生との争いに勝ち、松永誠一郎は色里・吉原の惣名主となった。だが、一度は敗れながら、なお執拗に御免状を狙う裏柳生の総帥・柳生義仙の邪剣が再び誠一郎に迫る。加えて吉原を潰すべく岡場所が各所に乱立し、さらに柳生の守護神・荒木又右衛門も江戸に現れた。ついに吉原と裏柳生全面対決の時が――。圧倒的迫力で描く時代長編。

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隆慶一郎(リュウ・ケイイチロウ) プロフィール

(1923-1989)東京生れ。東大文学部仏文科卒。在学中、辰野隆、小林秀雄に師事する。編集者を経て、大学で仏語教師を勤める。中央大学助教授を辞任後、本名・池田一朗名で脚本家として活躍。映画「にあんちゃん」の脚本でシナリオ作家協会賞受賞。1984年、『吉原御免状』で作家デビュー。1989年には『一夢庵風流記』で柴田錬三郎賞を受賞。時代小説界に一時代を画すが、わずか5年の作家活動で急逝。

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