永遠の都7―異郷・雨の冥府―(新潮文庫)

加賀乙彦/著
配信開始日: 2014/07/25
価格:803円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:エイエンノミヤコ07イキョウアメノメイフシンチョウブンコ
シリーズ名: 永遠の都
紙書籍ISBN:978-4-10-106713-1
永遠の都・東京に生きる一族の戦争と平和を描く自伝的長編小説の完結。
終戦の晩秋、悠太の母初江とふたりの弟が疎開先の金沢から、延焼せずに残ったわが家に帰ってきた。悠太は都立高校に進級、弟たちも六中に編入、彼らの新しい生活が始まった。昭和21年9月夏江の出産、翌22年5月晋助狂死、翌月利平病死、五郎は夏江に手紙を残し自殺。初江は娘の央子のパリ留学に晋助の夢を託した。

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加賀乙彦(カガ・オトヒコ) プロフィール

(1929-2023)1929(昭和4)年、東京生まれ。東京大学医学部卒業。1957年から1960年にかけてフランスに留学、パリ大学サンタンヌ病院と北仏サンヴナン病院に勤務した。犯罪心理学・精神医学の権威でもある。著書に『フランドルの冬』『帰らざる夏』(谷崎潤一郎賞)、『宣告』(日本文学大賞)、『湿原』(大佛次郎賞)、『錨のない船』など多数。『永遠の都』で芸術選奨文部大臣賞を受賞、続編である『雲の都』で毎日出版文化賞特別賞を受賞した。

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