首無館の殺人(新潮文庫nex)
新潮文庫nex
ライトノベル
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:クビナシヤカタノサツジンシンチョウブンコネックス
シリーズ名: 使用人探偵シズカ
紙書籍ISBN:978-4-10-180138-4
シリーズ名: 使用人探偵シズカ
紙書籍ISBN:978-4-10-180138-4
首のない死体が一つ。浮遊する首が一つ……。
没落した明治の貿易商、宇江神家。令嬢の華煉(かれん)は目覚めると記憶を失っていた。家族がいて謎の使用人が現われた。館は閉されており、出入り困難な中庭があった。そして幽閉塔。濃霧たちこめる夜、異様な連続首無事件が始まる。奇妙な時間差で移動する首、不思議な琴の音、首を抱く首無死体。猟奇か怨恨か、戦慄の死体が意味するものは何か。首に秘められた目的とは。本格ミステリー。
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月原渉(ツキハラ・ワタル) プロフィール
1978(昭和53)年神奈川県生れ。2010(平成22)年、『太陽が死んだ夜』で鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。他に『世界が終わる灯』『月光蝶―NCIS特別捜査官―』『使用人探偵シズカ―横濱異人館殺人事件―』『首無館の殺人』『犬神館の殺人』『鏡館の殺人』『炎舞館の殺人』『九龍城の殺人』『すべてはエマのために』『火祭りの巫女』『オスプレイ殺人事件』などがある。個性的な作品を発表し続けるミステリの新鋭。日本推理作家協会会員。