小林秀雄の謎を解く―『考へるヒント』の精神史―(新潮選書)

苅部直/著
配信開始日: 2023/10/25
価格:1,980円(税込)
新潮選書
ノンフィクション一般 評論一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:コバヤシヒデオノナゾヲトクカンガヘルヒントノセイシンシシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603902-7
代表作『本居宣長』へと至る、大いなる「思考の冒険」とは?
気楽な随筆に見えた雑誌連載『考へるヒント』は、実は徳川思想史探究の跳躍板だった。モーツァルトやベルクソンを論じていた批評家が、伊藤仁斎や荻生徂徠らに傾倒したのはなぜか。その過程で突き当たった「歴史の穴」とは。ベストセラーを読み直し、人間の知の根源をも探る試みであったことを明らかにする、超刺激的論考。

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苅部直(カルベ・タダシ) プロフィール

1965(昭和40)年、東京都生まれ。東京大学法学部教授。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。専門は日本政治思想史。著書に『光の領国 和辻哲郎』、『丸山眞男――リベラリストの肖像』(サントリー学芸賞)、『鏡のなかの薄明』(毎日書評賞)、『歴史という皮膚』、『安部公房の都市』、『「維新革命」への道――「文明」を求めた十九世紀日本』、『日本思想史への道案内』、『基点としての戦後――政治思想史と現代』など。

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