灯台へ(新潮文庫)

ヴァージニア・ウルフ/著、 鴻巣友季子/訳
配信開始日: 2024/09/30
価格:935円(税込)
新潮文庫
イギリス文学 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:トウダイヘシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-210702-7
映画化絶対不可能。文学史を永遠に塗り替えた斬新さで、類まれなる愛を描き出した物語。
「いいですとも。あした、晴れるようならね」スコットランドの小島の別荘で、哲学者ラムジー氏の妻は末息子に約束した。少年はあの夢の塔に行けると胸を躍らせる。そして十年の時が過ぎ、第一次大戦を経て一家は母と子二人を失い、再び別荘に集うのだった――。二日間のできごとを綴ることによって愛の力を描き出し、文学史を永遠に塗り替え、女性作家の地歩をも確立したイギリス文学の傑作。(解説・津村記久子)

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ヴァージニア・ウルフ(Woolf,Virginia) プロフィール

(1882-1941)英国ロンドン生れ。父は著名な文芸批評家レズリー・スティーヴン。はやくから「ブルームズベリー・グループ」という知識人のグループを形成し、自らは文学を志す。1915年、最初の長篇小説『船出』でデビューを果たし、『ジェイコブの部屋』や『ダロウェイ夫人』以後、実験的な手法によって文学の可能性を切り開く。主著『灯台へ』『オーランドー』のほか、女性の地位向上を訴えた『自分ひとりの部屋』などのエッセイも遺した。

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