倭寇とは何か―中華を揺さぶる「海賊」の正体―(新潮選書)
単行本
作品カナ:ワコウトハナニカチュウカヲユサブルカイゾクノショウタイシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603922-5
紙書籍ISBN:978-4-10-603922-5
倭寇が中国の歴史を動かしてきた──驚きの「倭寇史観」!
日本史学は「倭寇は日本人主体ではない」と立証した。それでは、彼らは何者だったのか。グローバルな視座から東アジアの長期的な構造をとらえなおし、倭寇が収束したとされる17世紀以降も次々と「海賊」が現れ、今なお「中華」の秩序を揺さぶり続けている状況を解き明かす。世界史の見方が大きく変わる、岡本史学の決定版!
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岡本隆司(オカモト・タカシ) プロフィール
1965年、京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。宮崎大学助教授を経て、2022年8月現在、京都府立大学教授。専攻は東洋史・近代アジア史。著書に『近代中国と海関』(大平正芳記念賞受賞)、『属国と自主のあいだ』(サントリー学芸賞受賞)、『中国の誕生』(樫山純三賞、アジア・太平洋賞特別賞受賞)、『李鴻章』『袁世凱』『曾国藩』『中国の論理』『明代とは何か』『君主号の世界史』など多数。