まもなく配信 お伽草紙(新潮文庫)

太宰治/著
配信開始日: 2025/10/17
価格:781円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:オトギゾウシシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-100607-9
ムカシ ムカシノオ話ヨ。瘤取りじいさん、浦島太郎、カチカチ山。太宰があの名作を徹底解剖、大人を唸らす残酷民話集。
困難な戦争期にあって、深く芸術世界に沈潜することで時代への抵抗の姿勢を堅持し、日本文学の伝統を支えぬいた太宰中期の作品から、古典や民話に取材したものを収める。“カチカチ山”など誰もが知っている昔話のユーモラスな口調を生かしながら、人間宿命の深淵をかいま見させた「お伽草紙」、西鶴に題材を借り、現世に生きる人間の裸の姿を鋭くとらえた「新釈諸国噺」ほか3編。(解説・奥野健男)

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太宰治(ダザイ・オサム) プロフィール

(1909-1948)青森県金木村(現・五所川原市金木町)生れ。本名は津島修治。東大仏文科中退。在学中、非合法運動に関係するが、脱落。酒場の女性と鎌倉の小動崎で心中をはかり、ひとり助かる。1935(昭和10)年、「逆行」が、第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。この頃、パビナール中毒に悩む。1939年、井伏鱒二の世話で石原美知子と結婚、平静をえて「富嶽百景」など多くの佳作を書く。戦後、『斜陽』などで流行作家となるが、『人間失格』を残し山崎富栄と玉川上水で入水自殺。

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