薄桜記(新潮文庫)
新潮文庫
時代小説
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ハクオウキシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-115105-2
紙書籍ISBN:978-4-10-115105-2
泰平の元禄の世を揺るがした赤穂義挙の裏話として無類の面白さを放つ時代長編。
愛する妻の過ちから左腕を失って浪人し、はからずも非業の運命を生きることになる当代一の使い手・丹下典膳。高田馬場の決闘で一躍名をあげ、素浪人の身の上から浅野の家臣となる闊達な正義漢・中山安兵衛。かの〈忠臣蔵〉事件にまきこまれた二人は、互いに友情を抱きながら、やがて敵味方に別れてゆく――泰平の元禄の世を揺るがした赤穂義挙の裏話として無類の面白さを放つ時代長編。
購入サイト
五味康祐(ゴミ・ヤススケ) プロフィール
(1921-1980)大阪に生れる。早稲田大学英文科中退。様々な職業を転々とした後、文芸評論家保田与重郎に師事する。1952年「喪神」が芥川賞を受賞して注目された。以後、時代小説家として活躍し、剣豪ブームをまきおこした。『秘剣』『一刀斎は背番号6』『柳生連也斎』『柳生天狗党』など時代小説の他、音楽の造詣を生かした『西方の音』はじめ、趣味が高じた野球評論、麻雀、占い等も玄人はだしであった。