事実の読み方(新潮文庫)
新潮文庫
エッセイ・随筆
作品カナ:ジジツノヨミカタシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-124907-0
紙書籍ISBN:978-4-10-124907-0
通念や先入観による判断の誤りは、報道や政治・外交などの場でも起こりうる。情報過多の今、いかにデータを読み解くか。
みんながアイスクリームを食べているのに一人だけ食べない子がいる時、その理由をどう考えるか。――通念や先入観による判断の誤りは、日常生活のみならず報道や政治・外交などの場でも起こりうる。情報が溢れる現代において、いかにデータを読み解くか。経済摩擦、技術開発、災害・事故、医療などの諸問題について、予断を排し、「事実」の積み重ねのみによって考察したエッセイ集。
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柳田邦男(ヤナギダ・クニオ) プロフィール
1936(昭和11)年、栃木県生れ。1995(平成7)年『犠牲―わが息子・脳死の11日』とノンフィクション・ジャンル確立への貢献が高く評価され菊池寛賞受賞。災害・事故・公害問題や、生と死、言葉と心の危機、子どもの人格形成とメディア等の問題について積極的に発言している。主な近著に『壊れる日本人』『「気づき」の力』『生きなおす力』『人の痛みを感じる国家』『新・がん50人の勇気』『僕は9歳のときから死と向きあってきた』『「想定外」の罠―大震災と原発』『生きる力、絵本の力』『終わらない原発事故と「日本病」』『言葉が立ち上がる時』がある。翻訳絵本に『ヤクーバとライオン』『少年の木』『その手に1本の苗木を』『やめて!』等多数。