ぼくは痴漢じゃない!―冤罪事件643日の記録―(新潮文庫)

鈴木健夫/著
配信開始日: 2008/05/01
価格:572円(税込)
新潮文庫
ノンフィクション一般 ドキュメンタリー TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ボクハチカンジャナイエンザイジケンロッピャクヨンジュウサンニチノキロクシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-101221-6
身に覚えがないのにいきなり痴漢扱いされちゃったら? 無罪判決を勝ち取ったものの仕事も金も失った元会社員のウルルな手記。
ある朝、通勤電車の乗り換え駅で、若い女性に腕を掴まれ、「触ったでしょ!」と糾弾された一人の会社員。駅員に諭され事務室に行くと、現れた警察官はすでに彼を痴漢扱い。そのまま留置場に放り込まれ、ベルトコンベア式に犯人に仕立てあげられて……。2年の歳月をかけ、仕事と金を失いながらも、逆転無罪判決を勝ち取った痴漢冤罪被害者の渾身の手記。

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鈴木健夫(スズキ・タケオ) プロフィール

1958(昭和33)年、新潟県生れ。美大卒業後、販促代理店ディレクターを経て、一部上場飲料メーカー勤務。特販部課長を務めていた1998(平成10)年10月、電車通勤の途中、若い女性に対して身に覚えのない痴漢行為を働いたとの容疑で逮捕される。13日間の勾留後、保釈。一審は有罪だったが、二審で逆転無罪を勝ち取る。この間、辞職を求める会社と民事訴訟を争うも、最終的に和解して退職。事件で受けた精神的ダメージのため、再就職に次々と失敗。デザイン業の自営とアルバイトで家計を支えている。

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