ジェームズ・M・バリー(Barrie,James Matthew)
(1860-1937)スコットランド東部、アンガス生れ。父は貧しい手織り職人で、母は教育に熱心でたくさんの教材を子供に与えた。幼少の頃から「文学は私の遊戯だ」と考えており、与えられた材料を種に作品を書き始める。1882年エディンバラ大学を卒業し、新聞社に勤める傍ら雑誌に寄稿。その後、文筆に打ち込むも当初は成功しなかった。1900年頃からは、主に劇作を仕事とし、自作の演目を小説にした『ピーター・パンとウェンディ』によって名声を不動のものにする。