夢枕獏(ユメマクラ・バク)
1951(昭和26)年、神奈川県生れ。1977年、『カエルの死』でデビュー。1984年に発表した『魔獣狩り 淫楽編』とそれに続くサイコダイバーシリーズで、伝奇小説の新たな地平を切り開き、ベストセラー作家となる。1989(平成元)年『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞を、1998年『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞を受賞。2011年から2012年にかけて、『大江戸釣客伝』で、泉鏡花文学賞、舟橋聖一文学賞、吉川英治文学賞を受賞する。近著に『大江戸恐龍伝』全5巻がある。「キマイラ」「餓狼伝」「陰陽師」「闇狩り師」など、多くの人気シリーズを持つ。