久間十義(ヒサマ・ジュウギ)
1953(昭和28)年、北海道生れ。早大卒。1987年、「マネーゲーム」で文藝賞佳作入選しデビュー。現実の事件に想を得た問題作を次々と発表し、ポストモダン文学の旗手として注目を集める。1990(平成2)年、『世紀末鯨鯢記』で三島由紀夫賞受賞。『魔の国アンヌピウカ』『オニビシ』等の文芸作品の他、『刑事たちの夏』『ダブルフェイス』『ロンリー・ハート』『笑う執行人 女検事・秋月さやか』等の警察小説・特捜検察ミステリー、『聖(セント)ジェームス病院』『生存確率』『デス・エンジェル』『禁じられたメス』等の医療小説、『狂騒曲』『黄金特急』等の経済小説、『祈りのギブソン』等のサスペンス・ホラーと幅広く活躍している。