木下直之(キノシタ・ナオユキ)
昭和29年(1954)浜松生まれ。浜松市立中部中学校在学中に「ケケ坊」というあだ名をつけられ、同級生から今なおそう呼ばれる。東京藝術大学大学院中退、兵庫県立近代美術館学芸員、東京大学総合研究博物館助教授を経て、2017年4月現在は東京大学大学院人文社会系研究科教授。文化資源学の一環として、股間若衆研究をつづけるうちに、あだ名の語源が「ケケボーボー」であったことを思い出した。著書に『股間若衆』(新潮社)、『銅像時代』(岩波書店)、『近くても遠い場所』(晶文社)などがある。2015年春、紫綬褒章受章。『股間若衆国人名事典』より。