渡部直己(ワタナベ・ナオミ)
1952年東京生れ。早稲田大学文学学術院教授。著書に、『幻影の杼機―泉鏡花論―』(国文社、1983年)『読者生成論―汎フロイディスム批評序説―』(思潮社、1989年)『谷崎潤一郎―擬態の誘惑―』(新潮社、1992年)『日本近代文学と〈差別〉』(太田出版、1994年)『中上健次論―愛しさについて―』(河出書房新社、1996年)『不敬文学論序説』(太田出版、1999年/ちくま学芸文庫、2006年)『かくも繊細なる横暴―日本「六八年」小説論―』(講談社、2003年)『私学的、あまりに私学的な』(ひつじ書房、2010年)など多数。