猪谷千春(イガヤ・チハル)
1931(昭和6)年生まれ、北海道出身。父からスキーの英才教育を受ける。1952年オスロ五輪で回転11位、1956年コルチナ・ダンペッツオ五輪で回転2位、日本人として初の冬季五輪メダリストとなった。米国ダートマス大学を卒業後はAIU保険会社に入社、アメリカンホーム保険会社社長などを務める。1982年、IOC委員に選ばれる。以後、2011年に定年退任となるまでの約30年、さまざまな役職を務めた。理事に2度選出、2005年には副会長に就任。現在はIOC名誉委員、東京都スキー連盟会長。