セサル・アイラ(Aira,Cesar)
1949年、アルゼンチン、コロネル・プリングレス生まれ。現代アルゼンチンを代表する作家。小説やエッセイなど、これまでに80作以上を発表。即興や奇想をふんだんに採り入れた大胆な作風が特徴で、『文学会議』収録の「試練」は『ある日、突然。』のタイトルで2002年にディエゴ・レルマンにより映画化された。翻訳家、批評家としても活躍、ブエノスアイレス大学およびロサリオ大学で教鞭を執る。フランス政府芸術文化勲章シュヴァリエ、ロジェ・カイヨワ賞等、受賞多数。2015年にはブッカー国際賞の最終候補となるなど、近年さらに評価が高まっている。ブエノスアイレス在住。