蜷川幸雄(ニナガワ・ユキオ)
演出家。1935年、埼玉県川口市生まれ。開成高校卒業後、1955年、俳優として劇団青俳に入団。1968年、劇団現代人劇場を結成。1969年、『真情あふるる軽薄さ』で演出家デビュー。1972年、演劇集団「櫻社」を結成。1974年、同劇団を解散、『ロミオとジュリエット』で大劇場での演出を手掛ける。1983年、『王女メディア』のギリシャ公演の成功を機に、世界進出。以後ほぼ毎年海外公演を行う。1988年、『テンペスト』『NINAGAWAマクベス』で第38回芸術選奨文部大臣賞ほか多数受賞。2010年、文化勲章受章。彩の国さいたま芸術劇場とBunkamuraシアターコクーンの芸術監督も務める。