バリー・ユアグロー(Yourgrau,Barry)
南アフリカ生まれ、10歳のときアメリカへ移住した。『一人の男が飛行機から飛び降りる』『たちの悪い話』『ケータイ・ストーリーズ』(いずれも柴田元幸訳、新潮社刊)など、詩的で白日夢のごとき超短篇で知られる。2021年9月現在はニューヨーク市クイーンズ区ジャクソン・ハイツ在住。当地での苛烈なコロナ禍の体験が、前作『ボッティチェリ 疫病の時代の寓話』(2020年、柴田訳でignition gallery刊)および『東京ゴースト・シティ』に活かされている。