ペーター・シュタム(Stamm,Peter)
1963年、ドイツと国境を接する湖畔の町、シェルツィンゲンに生まれる。中等教育のあと会計の仕事に就くが、のちにチューリヒ大学で英文学、心理学などを学ぶ。ニューヨーク、パリ、北欧などで暮らしたあと、チューリヒでジャーナリストとなり、1995年から小説を発表し始める。数多くの長篇小説、短篇小説のほか、ラジオドラマの脚本や文芸誌の編集にも携わる。ラウリーザー文学賞、ラインガウ文学賞、ヘルダーリン賞ほか、受賞多数。英語版の短篇集We're Flyingはフランク・オコナー国際短篇賞の最終候補作となり、作品はこれまでに30以上の言語に翻訳されている。チューリヒ郊外在住。