大坊勝次(ダイボウ・カツジ)
1947年岩手県盛岡市に生まれる。1972年「だいろ珈琲店」に入店。珈琲店の基礎を学んだ後、1975年7月東京都港区南青山のビル2階にて、手廻し焙煎器による自家焙煎とネルドリップを軸とした「大坊珈琲店」を開業。以来、年中無休を貫き、世界中の愛好家にネルドリップの深煎りコーヒーを届けた。2013年12月老朽化によるビル取り壊しのため、惜しまれつつも閉店。それに伴い、1000冊限定で制作した私家本『大坊珈琲店』には、縁のある35人の寄稿文と店主自身が記した大坊珈琲店のマニュアルなどを掲載。2014年台湾にて自家焙煎コーヒー店を営む人に向けて焙煎・抽出のセミナーを行う。2015年12月日本で公開されたドキュメンタリー映画「A FILM ABOUT COFFEE」に取り上げられ、日本独自のハンドネルドリップを世界に知らしめた。2017年には、「フジローヤル」より限定50台で発売された「FUJI 手廻しロースター」を監修。2018年5月現在は、全国各地で手廻し焙煎・抽出法をレクチャーし、後進に引き継いでいる。