仏教と資本主義(新潮新書)

長部日出雄/著
配信開始日: 2011/11/25
価格:660円(税込)
新潮新書
ノンフィクション一般 評論一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ブッキョウトシホンシュギシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610063-5
1300年前、行基。資本主義のルーツは日本にもあった!
奈良東大寺の大仏建立に重要な働きをした行基は、「地獄」の思想を庶民に広め、利他の菩薩行を推し進めて、革新的な労働倫理を作り出した。これはマックス・ヴェーバーが、西欧の近代資本主義の精神的な推進力としたカルヴィニズムの倫理と同じもので、つまりわが国には、八世紀の天平時代、すでに〈資本主義の精神〉が存在していた……。この衝撃の一冊で、あなたと日本の進路が決まります。

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長部日出雄(オサベ・ヒデオ) プロフィール

1934(昭和9)年、青森県生れ。新聞社勤務を経て、TV番組の構成、ルポルタージュ、映画評論の執筆等に携わる。1973年『津軽世去れ節』『津軽じょんから節』で直木賞、1980年『鬼が来た 棟方志功伝』で芸術選奨、1987年『見知らぬ戦場』で新田次郎文学賞を受賞。おもな著書に『密使 支倉常長』、太宰治を描いた『辻音楽師の唄』『桜桃とキリスト』、『反時代的教養主義のすすめ』などがある。

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