金貸しの日本史(新潮新書)

水上宏明/著
配信開始日: 2012/07/27
価格:660円(税込)
新潮新書
ノンフィクション一般 日本史 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:カネカシノニホンシシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610096-3
恨みがあるならカネに言え! 日本最古の銭で賭博にはまった天武天皇。借金まみれで潰れた室町幕府。江戸の闇金は年利3600%!
貨幣の誕生以来、人の歴史は「金貸しと借金」にずっと振り回されてきた。日本最古の銭で賭博にはまった天武天皇、政府自らが金貸しをしていた律令時代、貨幣が行き届いて徳政令に揺れた鎌倉期、大名から百姓まで借金で縛り太平の世を築いた江戸幕府、明治の文明開化も高利貸しのおかげ……。いつの世でも疎まれながら、しかし決してなくなることのない存在、「金貸し」。全く異質な観点から日本史を読み直す。

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水上宏明(ミズカミ・ヒロアキ) プロフィール

1955(昭和30)年、北海道札幌市生まれ。消費生活アドバイザー。立教大学法学部卒業。社団法人「日本クレジット産業協会」に勤務。その傍ら、「金貸し」と「借金」に関する文献を読み漁り、独自の視点から日本通史を提示する。著書に『クレジットカードの知識』などがある。

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