酔いどれ船(新潮文庫)

北杜夫/著
配信開始日: 2013/09/06
価格:627円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ヨイドレブネシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-113125-2
日本人に特有な海の彼方への激しい憧れと、その反面にある異国社会での不適応性を世界各地に生きた男女の中に描くオムニバス長編。
天保12年の秋、20歳になったばかりの三太郎の乗った船はシケに会い、果てしのない漂流が始まる……。世界の各地に生き、そして死んだ一族の男女5人の物語を一話ごとに異なる文体をもちいながら、作者の内からほとばしり出る詩的告白と結合させて、日本人に特有な海の彼方への激しい憧れと、その反面にある異国社会での不適応性を鮮やかに描き出した書下ろしオムニバス長編。

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北杜夫(キタ・モリオ) プロフィール

(1927-2011)本名・斎藤宗吉。東京青山生れ。旧制松本高等学校を経て、東北大学医学部を卒業。神経科専攻。1960年、半年間の船医としての体験をもとに『どくとるマンボウ航海記』を刊行。同年、『夜と霧の隅で』で芥川賞を受賞。その後、『楡家の人びと』(毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(日本文学大賞)などの小説、歌集『寂光』を発表する一方、「マンボウ・シリーズ」や『あくびノオト』などユーモアあふれるエッセイでも活躍した。父、斎藤茂吉の生涯をつづった「茂吉四部作」により大佛次郎賞受賞。

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