月明かり―慶次郎縁側日記―(新潮文庫)

北原亞以子/著
配信開始日: 2014/06/13
価格:539円(税込)
新潮文庫
文芸一般 時代小説
作品カナ:ツキアカリケイジロウエンガワニッキ11シンチョウブンコ
シリーズ名: 慶次郎縁側日記
紙書籍ISBN:978-4-10-141426-3
十一年前、幼子の目前で刺殺された弥兵衛。お縄を逃れた敵が江戸に舞い戻る。慶次郎シリーズ初の長編。
月明かりに淡く浮かんだのは蹲る父と、鼻の脇に大きなほくろのある男。あのときは、幼子の見間違いと誰も相手にしなかったが……。建具職人の弥兵衛はなぜ刺し殺され、敵はなぜ逃げおおせたのか。月夜の晩から十一年後、敵は江戸に舞い戻る。惨劇の記憶が弥兵衛をめぐる人々の消せない過去をあぶり出し、娘を殺された慶次郎の古傷もうずく。シリーズ初長篇。

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北原亞以子(キタハラ・アイコ) プロフィール

(1938-2013)東京生れ。石油会社、写真スタジオに勤務後、コピーライターとして広告制作会社に入社。その間に、創作活動を開始し、1969(昭和44)年「ママは知らなかったのよ」で新潮新人賞、同年「粉雪舞う」で小説現代新人賞佳作を受賞。1989(平成元)年『深川澪通り木戸番小屋』で泉鏡花文学賞、1993年『恋忘れ草』で直木賞、1997年『江戸風狂伝』で女流文学賞をそれぞれ受賞。他の作品に『まんがら茂平次』『東京駅物語』『妻恋坂』『父の戦地』『誘惑』『あんちゃん』、「慶次郎縁側日記」シリーズなど多数。

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