陋巷に在り12―聖の巻―(新潮文庫)

酒見賢一/著
配信開始日: 2014/08/08
価格:715円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ロウコウニアリ12セイノマキシンチョウブンコ
シリーズ名: 陋巷に在り
紙書籍ISBN:978-4-10-128124-7
孔子の故郷で繰り広げられる成兵と顔儒の死闘。顔儒最後の禁術も破られた。呪術と武力。その対決の果てに待つものは!
孔子が魯の政権安定のために計画した三都毀壊の最終策、成城破壊は成兵の激しい抵抗にあい、一進一退の状況に陥る。城宰の公斂處父が孔子を攪乱するため、その故郷・尼丘に派遣した成兵たち。そのまえには顔儒たちが立ちはだかる。そして、尼山の神に受け入れられた子蓉は、その祠の前で最期の舞を踊りながら、邑に突入した成兵たちを次々と倒していく……。愛別離苦の第十二巻。

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酒見賢一(サケミ・ケンイチ) プロフィール

福岡生れ。愛知大学卒業。1989(平成元)年に『後宮小説』で第1回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。1992年には『墨攻』『陋巷に在り〔1〕儒の巻』で中島敦記念賞を受賞。中国史を踏まえながら奔放な想像力で描く作品群には定評がある。また『後宮小説』がアニメ化され、『墨攻』が漫画化されるなど他分野からの注目度も高い。著書に『聖母の部隊』『ピュタゴラスの旅』『語り手の事情』『周公旦』(新田次郎文学賞受賞)などがある。

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