拉致と決断(新潮文庫)
新潮文庫
ノンフィクション一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ラチトケツダンシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-136222-9
紙書籍ISBN:978-4-10-136222-9
北朝鮮での24年間を綴った迫真の手記。拉致当日を克明に記した原稿を新たに収録。
恋人と語らう柏崎の浜辺で、声をかけてきた見知らぬ男。「煙草の火を貸してくれませんか」。この言葉が、〈拉致〉のはじまりだった――。言動・思想の自由を奪われた生活、脱出への希望と挫折、子どもについた大きな嘘……。夢と絆を断たれながらも必死で生き抜いた、北朝鮮での24年間とは。帰国から10年を経て初めて綴られた、衝撃の手記。拉致の当日を記した原稿を新たに収録。
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蓮池薫(ハスイケ・カオル) プロフィール
1957年新潟県柏崎市生れ。新潟産業大学特任教授。中央大学法学部三年在学中の1978年に拉致され、24年間、北朝鮮での生活を余儀なくされる。帰国後、同大学に復学し卒業。訳書に『孤将』『私たちの幸せな時間』『トガニ―幼き瞳の告発―』など多数。著書に『半島へ、ふたたび』『蓮池流韓国語入門』『夢うばわれても』『拉致と決断』などがある。