博士の本棚(新潮文庫)
新潮文庫
エッセイ・随筆
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ハカセノホンダナシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-121525-9
紙書籍ISBN:978-4-10-121525-9
本を読むときは言葉の海に身をゆだねるだけ。読書歴を語ることは、私の人生を語ることです。
図書室で夢中になった『秘密の花園』『小公子』、でも本が無い家だったので愛読書はなんと『家庭の医学』だった。13歳で出会った『アンネの日記』に触発されて作家を志す。オースター、ブローティガン、内田百けん、村上春樹……本への愛情がひしひしと伝わるエッセイ集。思わぬ出会いをたくさんもたらしてくれた『博士の愛した数式』誕生秘話や、愛犬の尻尾にふと白毛を見つけた感慨なども。
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小川洋子(オガワ・ヨウコ) プロフィール
1962(昭和37)年、岡山県生れ。小説家。早稲田大学第一文学部卒。1991(平成3)年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。『博士の愛した数式』(読売文学賞、本屋大賞)、『薬指の標本』『いつも彼らはどこかに』『生きるとは、自分の物語をつくること』(河合隼雄との対話)はじめ多くの小説・エッセイがあり、海外にも愛読者を持つ。芥川賞選考委員、河合隼雄物語賞選考委員など。