姫神の来歴―古代史を覆す国つ神の系図―(新潮文庫)

高山貴久子/著
配信開始日: 2016/04/22
価格:594円(税込)
新潮文庫
文芸一般 落語・川柳
作品カナ:ヒメガミノライレキコダイシヲクツガエスクニツカミノケイズシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-120206-8
卑弥呼の正体が判明! 大胆な推理で記紀の隠蔽した真実の歴史を暴き出す古代史論考。
記紀によれば須佐之男は大国主命の父であったり、何代か前の先祖であったりする。混乱した神々の系図を著者は二柱の姫神を軸に解読していく。神社の由緒、考古学の成果、朝鮮の史料等を渉猟し、大胆な推理で記紀の隠蔽し続ける事実をあぶり出す。混沌とした神話が一つの大きな歴史となり、卑弥呼や天照大御神の正体さえも浮上する。スリリングで知的好奇心に満ちた傑作古代史論考。

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高山貴久子(コウヤマ・キクコ) プロフィール

(1962-2013)1962(昭和37)年、熊本県生れ。上智大学外国語学部フランス語学科卒。出版社で書籍・雑誌の編集に従事した後、2001(平成13)年絵本『ワハムとメセト――ふたごの国の物語』を、2002年絵本『ばらの谷』、詩集『時の祀り』を上梓する。2011年「ばらの谷」が小学校の国語の教科書(東京書籍『新しい国語六年・上』)に収録された(2014年度まで)。『姫神の来歴』に関する取材は2002年から開始され、原稿完成までに10年が費やされた。2013年3月急逝。

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