家裁調査官は見た―家族のしがらみ―(新潮新書)

村尾泰弘/著
配信開始日: 2016/07/22
価格:792円(税込)
新潮新書
社会 法律 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:カサイチョウサカンハミタカゾクノシガラミシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610676-7
妄想、暴力、憎悪、支配、母子密着、薬物……。人生最凶の人は肉親だった。家族問題のプロが明かす最前線。
妄想に囚われ、妻の浮気を責める夫マサヨシ。単純な嫉妬と見える振る舞いには、本人も気づかぬ深層心理が絡んでいた――。地道な調査とカウンセリングを武器に、家庭裁判所調査官は家族問題の現場へ踏み込む。誰にも起こる感情転移、知的エリート女性の挫折と暴力、「家族」代わりの薬物使用、「家族神話」のダークサイド……。十八の家庭に巣食った「しがらみ」の正体を明かし、個人の回復法を示す実例集。

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村尾泰弘(ムラオ・ヤスヒロ) プロフィール

1956(昭和31)年大阪府生まれ。横浜国立大学大学院修士課程修了。家庭裁判所調査官として離婚や少年非行など多くの家族問題に関わったのち、立正大学社会福祉学部教授。臨床心理士・家族心理士としても活動する。著書に『家族臨床心理学入門』『非行臨床の理論と実践』等。

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