バッシング論(新潮新書)
新潮新書
評論一般
社会
作品カナ:バッシングロンシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610816-7
紙書籍ISBN:978-4-10-610816-7
日本人はなぜかくも余裕を失ったのか? 「謝罪と反省の国」をめぐる本格社会批評。
人間社会を善悪で二分したがる知識人、右も左も議論の底が抜け落ちた言論空間、異論を排除するだけの飽くなき他者否定、情報化社会への適応を叫ぶ教育論議――いったいなぜ、日本人はこれほど余裕を失ってしまったのか。くり返されるバッシングに浮かびあがる社会の構造変化をとらえ、異様なまでに「マジメ」な人たちであふれた「美しい国」の病根をえぐりだす。
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先崎彰容(センザキ・アキナカ) プロフィール
1975年、東京都生まれ。東京大学文学部倫理学科卒。東北大学大学院文学研究科博士課程を修了、フランス社会科学高等研究院に留学。2024年5月現在、日本大学危機管理学部教授。専門は倫理学、思想史。主な著書に『ナショナリズムの復権』『違和感の正体』『未完の西郷隆盛』『維新と敗戦』『バッシング論』『国家の尊厳』などがある。