地震と独身(新潮文庫)

新潮文庫
エッセイ・随筆
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ジシントドクシンシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-135122-3
紙書籍ISBN:978-4-10-135122-3
震災が独身を変えた? 対話を重ねて見えてきた、災害を経た独身者の生き方と可能性。
2011年3月11日以降、震災をめぐる家族の物語は様々な形で語られてきた。一方で、あまり聞こえてこない独身者の声。地震は彼らにどんな影響を与えたのか? 既婚者に代わり必死で働いた人、故郷の東北に戻った人、ボランティアに身を捧げた人、結婚を決めた人……。被災地を訪れ、独身者たちとの対話を重ねて見えてきた、「個」として生きる人々の多様な姿と、新たなつながりの可能性。
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酒井順子(サカイ・ジュンコ) プロフィール

1966年東京生まれ。高校時代より雑誌「オリーブ」に寄稿し、大学卒業後、広告会社勤務を経てエッセイ執筆に専念。日本の女の生き方・考え方をテーマに据え、2003年に刊行した『負け犬の遠吠え』はベストセラーとなり、講談社エッセイ賞・婦人公論文芸賞を受賞。30代以上・未婚・子のいない女性を指す「負け犬」は流行語にもなった。古典作品にまつわる著書も数多く、『枕草子』の現代語訳も手がけている。他の著書に『枕草子REMIX』『地震と独身』『源氏姉妹』『百年の女『婦人公論』が見た大正、昭和、平成』『家族終了』『センス・オブ・シェイム 恥の感覚』『ガラスの50代』『処女の道程』『うまれることば、しぬことば』『日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか』『消費される階級』など多数。