西郷隆盛はどう語られてきたか(新潮文庫)

原口泉/著
配信開始日: 2018/06/29
価格:605円(税込)
新潮文庫
ノンフィクション一般 日本史 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:サイゴウタカモリハドウカタラレテキタカシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-121096-4
最もわかりにくい存在なのに、敬愛され続けるのはなぜか。数多の西郷論を総ざらいする。
「維新の三傑」でありながら、西南戦争を引き起こした賊軍の首魁。にもかかわらず、国民の間では圧倒的な人気を誇る。武士にして思想家、軍略家にして温情の人、農本主義者にして詩人でもあった。西郷隆盛ほど捉えにくい人物はいない。だからこそ、さまざまな西郷論が語られ続けてきた。その変遷はまた、時代を映す鏡でもある。同時代人の証言から、小説における描かれ方までを総ざらいする。

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原口泉(ハラグチ・イズミ) プロフィール

1947(昭和22)年、鹿児島県生れ。米国ネブラスカ州立大付属ハイスクール、鹿児島県立甲南高校、東京大学文学部国史学科卒。同大学大学院修士課程修了、博士課程単位取得。鹿児島大学法文学部教授を経て、2017年12月現在、同大学名誉教授、志學館大学教授、鹿児島県立図書館館長。専門は日本近世・近代史、薩摩藩の歴史。NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」「琉球の風」「篤姫」「西郷(せご)どん」の時代考証を担当。『世界危機をチャンスに変えた幕末維新の知恵』『龍馬を超えた男 小松帯刀』『西郷(せご)どんとよばれた男』など著書多数。

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