カカノムモノ2―思い出を奪った男―(新潮文庫nex)
新潮文庫nex
ライトノベル
作品カナ:カカノムモノ02オモイデヲウバッタオトコシンチョウブンコネックス
シリーズ名: カカノムモノ
紙書籍ISBN:978-4-10-180123-0
シリーズ名: カカノムモノ
紙書籍ISBN:978-4-10-180123-0
僕が生きていく意味を、貴方は命で教えてくれた。
濁(にご)り人(びと)の死という予期せぬ事態に立ち会った浪崎碧は、心のバランスを崩していた。穢れを呑むのに必要な銅鏡もひび割れたまま、荒(すさ)んだ生活を送る彼の前に現れたのは、一番信頼を置く従兄・涼。だが彼の振舞いにどこか違和感を抱いた桐島は、鏡を直すべく、碧を連れて鏡師の日名暁溪を訪ねることに。暁溪は碧に理由を告げぬまま、自分の穢れを呑めと要求し――。絶望と救済の第二幕。
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浅葉なつ(アサバ・ナツ) プロフィール
四国生れ。関西在住。2010(平成22)年第17回電撃小説大賞でメディアワークス文庫賞を受賞し、『空をサカナが泳ぐ頃』でデビュー。『神様の御用人』が人気を博し、同書はシリーズ累計100万部を突破した。他著書に、『山がわたしを呼んでいる!』『サクラの音がきこえる あるピアニストが遺した、パルティータ第二番ニ短調シャコンヌ』『香彩七色〜香りの秘密に耳を澄まして〜』『どうかこの声が、あなたに届きますように』がある。