周五郎少年文庫 黄色毒矢事件―少年探偵春田龍介―(新潮文庫)
新潮文庫
ミステリ
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作品カナ:シュウゴロウショウネンブンコ01コウショクドクヤジケンショウネンタンテイハルタリュウスケシンチョウブンコ
シリーズ名: 周五郎少年文庫
紙書籍ISBN:978-4-10-113471-0
シリーズ名: 周五郎少年文庫
紙書籍ISBN:978-4-10-113471-0
液状火薬の秘密が盗まれ、研究所の関係者が次々射殺されていく。春田少年の推理が光る!
無燃料機関(エンジン)の実験当夜、妹が掠(さら)われ、機密をも盗まれた。龍介は二つの暗号文を解読し、犯人を追う(「危し!! 潜水艦の秘密」)。超爆液の研究所で分析表が盗まれ、次々と所員が殺される。龍介は巧妙な方法で犯人を炙り出す(「黄色毒矢事件」)。若き日の周五郎が旺盛に執筆した血湧き肉躍る少年小説のうち春田龍介ものを七編厳選。(解説・末國善己)
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山本周五郎(ヤマモト・シュウゴロウ) プロフィール
(1903-1967)山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」と死の直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。
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末國善己(スエクニ・ヨシミ) プロフィール
1968(昭和43)年、広島県生れ。明治大学卒、専修大学大学院博士後期課程単位取得中退。時代小説、探偵小説を中心に、幅広く文芸評論を執筆。おもな著書に『時代小説で読む日本史』『夜の日本史』など。『山本周五郎探偵小説全集』『岡本綺堂探偵小説全集』『小説集 竹中半兵衛』『決戦! 大坂の陣』をはじめ、全集やアンソロジーの編著も数多く手がける。