昭和史の本質―良心と偽善のあいだ―(新潮新書)
新潮新書
歴史学
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作品カナ:ショウワシノホンシツリョウシントギゼンノアイダシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610857-0
紙書籍ISBN:978-4-10-610857-0
権力者の横暴、大人たちの偽善……昭和は何を間違えたのか。
「国民の九割強は良心を持たない」――芥川龍之介の言葉を裏付けるかのように、時流におもねる偽善は、軍人にかぎらず政治家や知識人、多くの大人たちにも見てとれる。三百万を超える犠牲者を出したあの戦争、敗戦とともに始まった戦後民主主義……日本人は、いったいどこで何を間違えたのか。近現代の名作に刻まれた一文を手掛かりに多彩な史実をひもとき、過去から未来へと連鎖する歴史の本質を探りだす。
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保阪正康(ホサカ・マサヤス) プロフィール
1939(昭和14)年北海道生まれ。ノンフィクション作家。同志社大学文学部卒。『東條英機と天皇の時代』『五・一五事件』『あの戦争は何だったのか』『昭和の怪物 七つの謎』『ナショナリズムの昭和』(和辻哲郎文化賞)、「昭和史の大河を往く」シリーズなど著書多数。