漢字のいい話(新潮文庫)

阿辻哲次/著
配信開始日: 2020/05/22
価格:649円(税込)
新潮文庫
ノンフィクション一般 日本語 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:カンジノイイハナシシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-101661-0
甲骨文字の由来、スマホ時代での意外な便利さなど、漢字の面白さを縦横無尽に語る。
「道」という文字には怖い意味がある。「女」「母」「婦」「妻」などの文字からわかる古代人の女性観は? 「為」は昔、中国に象がいた証拠! 甲骨文字の由来や筆記用具と書体の密接な関係、ローマ字に比べ「遅れた文字」とされてきた漢字が、コンピュータやスマホの時代には意外に便利で新しいことなど、日本人が日常的に使う表意文字の面白さと奥深さを、漢字学の第一人者が縦横無尽に語る。(解説・阿刀田高)

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阿辻哲次(アツジ・テツジ) プロフィール

京都大学名誉教授、漢字文化研究所所長。1951(昭和26)年大阪生まれ。京都大学文学部中国語学中国文学専攻卒業。同大学大学院博士課程修了。文化庁文化審議会国語分科会漢字小委員会委員として新たな常用漢字表の作成に参加した。古代文字学についての知見と、パソコン・スマートフォンという現代テクノロジーの媒介としての漢字を研究する。著書に『漢字學―「説文解字」の世界』『漢字の文化史』『漢字のはなし』『漢字道楽』『戦後日本漢字史』『角川 新字源 改訂新版』(編)など。

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