からくり写楽―蔦屋重三郎、最後の賭け―(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
時代小説
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:カラクリシャラクツタヤジュウザブロウサイゴノカケシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-125663-4
紙書籍ISBN:978-4-10-125663-4
お上に一泡吹かせてやるッ! それは前代未聞の密談から始まった! 江戸っ子の意地を描く痛快時代小説。
謎の絵師を、さらなる謎で包んでしまえ――。前代未聞の密談から、「写楽」売出しの大仕掛けは始まった……。一ツ、正体は決して知られてはならない。二ツ、噂を流し影武者を作れ。三ツ、御公儀に一泡吹かせるべし。江戸っ子の意地を賭け、蔦屋重三郎が動く。かくして「写楽」はデビューした。だが感づいた者がいた。危機一髪の尾行、想定外の事態、「写楽」はどうなる……。痛快時代小説。(解説・細谷正充)
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野口卓(ノグチ・タク) プロフィール
1944(昭和19)年、徳島県生れ。さまざまな職業を経て、編集者・ライターとなる。その傍ら、ラジオドラマの脚本や戯曲を執筆。1993(平成5)年、一人芝居「風の民」で第3回菊池寛ドラマ賞を受賞。2011年、『軍鶏侍(しゃもざむらい)』で小説家として鮮烈なデビューを果たし、評論家、メディアから絶賛を浴びる。2012年、同作で歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞。『闇の黒猫 北町奉行所朽木組』をはじめ、「軍鶏侍」シリーズ、「ご隠居さん」シリーズ、「手蹟指南所『薫風堂』」シリーズなどが好評を博している。著書多数。