無限の網―草間彌生自伝―(新潮文庫)
新潮文庫
エッセイ・随筆
芸術一般
美術
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ムゲンノアミクサマヤヨイジデンシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-136541-1
紙書籍ISBN:978-4-10-136541-1
水玉は、私の命――。芸術への尽きせぬ愛と情熱。天才アーティストの、勇気と感動の半生。
果てしない無限の宇宙の神秘を量り、一個の水玉である自分の生命を描きたい──。長野県の生家を飛びだし、1950年代に単身渡米。ニューヨークでの無名時代の生き地獄、襲いくる心の病にも負けず、社会の既成概念に挑み、芸術への尽きせぬ情熱を開花させた、日本が誇る天才アーティスト。その魂の軌跡と愛した人々、進化し続ける創作について、自らの言葉で綴った、勇気と感動の書。
購入サイト
草間彌生(クサマ・ヤヨイ) プロフィール
前衛芸術家。小説家。1929(昭和4)年長野県松本市の種苗問屋の末娘として生まれる。10歳の頃より水玉と網模様をモチーフに絵を描き始める。1957年渡米、翌年ニューヨークに移り、ネット・ペインティングを発表し話題となる。その後も彫刻、映像、パフォーマンス等、自らの表現を追求し続ける。1973年帰国。1983年小説『クリストファー男娼窟』で野性時代新人賞受賞。2009(平成21)年文化功労者に選出される。2011年テート・モダン(ロンドン)企画の欧米回顧展が国立ソフィア王妃芸術センター(マドリッド)からスタート、仏・英・米の主要美術館へ巡回。現在も毎日制作に取り組んでいる。