乱鴉の島(新潮文庫)
新潮文庫
ミステリ
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ランアノシマシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-120436-9
紙書籍ISBN:978-4-10-120436-9
絶海の孤島、火村と有栖を「魔」が襲う。精緻な推理、瞠目の真実、傑作長編ミステリ。
犯罪社会学者の火村英生は、友人の有栖川有栖と旅に出て、手違いで目的地と違う島に送られる。人気もなく、無数の鴉が舞い飛ぶ暗鬱なその島に隠棲する、高名な老詩人。彼の別荘に集まりくる謎めいた人々。島を覆う死の気配。不可思議な連続殺人。孤島という異界に潜む恐るべき「魔」に、火村の精緻なロジックとアクロバティックな推理が迫る。本格ミステリの醍醐味溢れる力作長編。(解説・村上貴史)
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有栖川有栖(アリスガワ・アリス) プロフィール
1959(昭和34)年、大阪生れ。同志社大学卒。書店勤務を経て、1989(平成元)年『月光ゲーム』でデビュー。作風から「日本のエラリー・クイーン」と呼ばれ、ロジカルな謎解きには定評がある。著書に『双頭の悪魔』『幽霊刑事』『マレー鉄道の謎』『迷宮逍遥』『赤い鳥は館に帰る』『絶叫城殺人事件』『作家小説』『女王国の城』など。