あの胸が岬のように遠かった―河野裕子との青春―

永田和宏/著
配信開始日: 2022/03/24
価格:1,870円(税込)
単行本
エッセイ・随筆
作品カナ:アノムネガミサキノヨウニトオカッタカワノユウコトノセイシュン
紙書籍ISBN:978-4-10-332642-7
熱く、性急で、誠実ゆえに傷つけあった――。
「知らぬまま逝つてしまつた きみを捨て死なうとしたこと死にそこねたこと」「わたくしはあなたにふさはしかつたのか そのために書き、書き継ぎてなほ」――。妻が遺した日記と手紙300通を見つけた夫が初めて明かす、若き日の出会いと命がけの愛の物語。

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永田和宏(ナガタ・カズヒロ) プロフィール

1947年滋賀県生まれ。歌人・細胞生物学者。京都大学理学部物理学科卒業。京大再生医科学研究所教授などを経て、2020年よりJT生命誌研究館館長。日本細胞生物学会元会長。京大名誉教授。京都産業大名誉教授。歌人として宮中歌会始詠進歌選者、朝日歌壇選者をつとめる。「塔」短歌会前主宰。読売文学賞、迢空賞など受賞多数。2009年、紫綬褒章受章。近著に『知の体力』『置行堀』(第十五歌集)。河野裕子と1972年に結婚。2010年、六十四歳で亡くなるまで三十八年間連れ添った。最後の日々を綴った著書に『歌に私は泣くだらう―妻・河野裕子 闘病の十年』。

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